<パートタイム労働法・歴史>
◆ パートタイム労働法は、1993年に成立した法律ですが、ここでは、このパートタイム労働法が成立するまでの歴史的経過を見ていきたいと思います。
◆ 1980年代には、日本でも、すでにパートタイム労働者は数多くいました。それらの多くは女性でした。
いずれにしても、パートタイム労働とはなにか、という問題が、労働省婦人少年局などで、高度成長末期から、すでに顕在化していたのです。
政治的な問題となるのは、野党や労働組合からの待遇改善・保護要求によってでした。1982年の行政管理庁の勧告以降、労働省もパート・プロジェクトを設けて、労使のコンセンサスによる立法化に動き出したのです。
しかしながら、こうした動きは、財界・経営者側の強い反対と、立法化に不可欠な与党自民党が消極的だったために、結局、80年代には法制化が実現しませんでした。
◆ そういう歴史を経て、1993年にようやくパートタイム労働法は日の目を見たわけですが、財界の反対を考慮して、内容を骨抜きにしたまま、形だけの成立となったのです。
◆ パートタイム労働法の内容が、実質的に「骨抜き」であったのは、つい最近までのことです。現在は、一部ではありますが、実効性のあるものになりつつあり、今後、よりいっそうの充実が求められているところです。
(「 パートタイム労働法・歴史 」の記事 終わり )
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