<男女雇用機会均等法・問題点>
◆ 男女雇用機会均等法に問題点があるとすれば、いうまでもなく、それは、法律の条文にあるというよりも、個々の争議に対して判断を下している司法の場にありそうです。
というのも、裁判官はほとんど男ばかりの、ほぼパーフェクトといえる男権社会を形成しており、各職場で差別を受けている女性の案件を前にしても、その本当の痛みがわからない人物が判決を下している実状がある、というわけです。これが問題点でなくてなにが問題点といえるでしょう。
これは、なにも管理人であるわたくしの独断というよりも、多くの国民が、過去の男女差別に関する判決で感じてきた問題点ではないでしょうか。
そもそも法律は、男女雇用機会均等法に限らず、重要なのは「運用」です。法律に事細かな規定を設けなくても、その法律の精神を正面切って受け止めた判決を行っていれば、正義は社会に浸透するはずです。
反対に、法律の条文をいたずらに細分化すると、それを逆手にとって、「じゃあ、条文に書いてないことならやってもいいんだね」ということになりかねず、実際、そういう事態がしばしば起こっているのが実状です。
男女雇用機会均等法に関しても、裁判官が、男性と女性に関して、もっと生活に即した、とらわれのない視点を持っていれば、すなわち、女性のあり方が変化してきたこのところの実態をしっかり認識していれば、いま現在の法律の条文でも、じゅうぶんに満足のいく労働環境が生まれるのではないでしょうか。
(「 男女雇用機会均等法・問題点 」の記事 終わり )
|